【蓼科山登山】七合目からピストンルート*雪の残る蓼科山を雪山初の両親と登る(2018.4.28)

2020年8月9日登山情報

 

どーも。

ぶたぶたぶろぐのぶたちゃんです。

 

今回は人生二回目の『蓼科山』に両親を連れて登ってきました。

 

前回はバリバリの夏道だったのですが今回はまだ雪の残る蓼科山。

まだどのくらい雪が残ってるのかあまり情報がない中探り探り行って見ることに。

山小屋から山頂まではもっさもさの雪。

急な角度でもめげずに登ってきました。

 

 

蓼科山について

蓼科山ってどんなところ?

 

蓼科山は日本百名山のひとつで標高は2531mの火山です。

 

八ヶ岳連峰の一番北側に位置していて、特徴的な円錐形の山容は諏訪富士とも呼ばれています。

蓼科山の山頂には蓼科神社の奥社があり、七合目に鳥居があり登山口ともなっています。

 

山頂はとても広く、ゴロゴロの溶岩で覆われている独特な雰囲気があります。

山頂と山頂直下に山小屋がありゆっくり登山を楽しむことができます。

 

 

場所・車でのアクセス・駐車場

●場所

 

 

●車でのアクセス

※目的地:七合目登山口

場所 有料道路 最寄りIC 時間
東京・大阪方面から 中央自動車道 諏訪南IC 約45km
新潟方面から 上信越自動車道 東部湯の丸IC 約41km

※Googleマップ調べ

※私たちが行ったときは七合目登山口から北方面へは通行止めのバリケードがあったので注意です。

 

 

●駐車場

場所 路面 台数 料金
七合目登山口駐車場 未舗装 約60台 無料
トイレ有り(あまり綺麗ではない)

※2018年登山時の情報です。

 

※駐車場の様子①:未舗装の登山口向かいの駐車場。

 

※駐車場の様子②:駐車場の先の北側には通行止めバリケートがありました。

 

 

蓼科山近隣の施設

●コンビニ

店名 住所 登山口からの距離
ローソン:白樺湖店 〒384-2309 長野県北佐久郡立科町大字芦田八ケ野白樺湖1570-1 約11km

 

 

●温泉

施設名 距離 料金(大人) 入浴できる時間
ホテルアンビエント蓼科 7km 1000円 5:00~10:00 / 15:00~24:00
白樺湖温泉すずらんの湯 12km 700円 10:00~21:00(最終受付20:30)
湯川温泉河童の湯 21km 400円 7:00~21:30(最終受付21:00)

※2020年8月時点の情報です。施設名からホームページに移動できます。

※他にも温泉施設多数あり

 

 

●道の駅

道の駅名 住所 登山口からの距離
ビーナスライン蓼科湖 〒391-0301 長野県茅野市北山蓼科4035-2906 約22km
マルメロの駅 ながと 〒386-0603 長野県小県郡長和町古町2424-19 約31km

 

 

山バッジ

場所 住所 金額 種類
山頂ヒュッテ 蓼科山山頂(将軍平の山小屋にもある) 忘れました(泣) ???

※2018年登山時の情報です。

 

 

蓼科山登山(計画編)

蓼科山登山のルート

 

 

こちらの写真がぶたちゃんが持っている百名山の本の蓼科山のルート。

今回は②七合目登山口から④蓼科山山頂のピストンルートです。

 

距離・山行時間ともに短くて初心者向けです。

しかし、今回はまだ雪の残る蓼科山。

雪があるのとないのとでは難易度も時間も変わってきます。

十分情報収集や計画を立てて山行に臨みましょう。

 

 

蓼科山登山の山行時間

 

上記の百名山の本の時間

登り…1時間50分

下り…1時間20分

合計…3時間10分

ぶたちゃんの計画した時間

登り…3時間20分

下り…2時間10分

合計…5時間30分

実際にかかった時間

登り…3時間10分

下り…1時間35分

合計…4時間45分

(休憩…40分)

蓼科山に登る一番最短ルートを登りました。

今回は両親を連れての後半雪山なので時間をかなり多めに設定しました。

道迷いの心配のない初心者向けルートですが雪山なので計画はいつも以上に慎重に。

 

※山行計画書は必ず携帯すること!

 

 

蓼科山登山の装備

 

【上半身】

・帽子

・インナーキャミソール

・半袖

・ハードシェル

【下半身】

・スカート

・スパッツ

・ゲイター

・靴下

・登山靴

・アイゼン(途中から)

・ダブルストック(下山のみ)

4月終わりの蓼科山の朝は少し肌寒いのでハードシェルを着ました。

両親は手袋もしていたのであるといいかもしれません。

 

半分くらいから雪が出てきたのでアイゼンは必須です。

 

 

蓼科山登山の持ち物

 

・水1L

・菓子パン

・チョコバー4つ

・あめ玉

・レインウェア

・タオル

・地図と計画書

・スマホ

・お金

・熊鈴

・ホイッスル

・コンパス

・エチケット袋

・リップクリーム

・救急セット

 

 

蓼科山登山(登山編)

七合目登山口から将軍平(山小屋)

7:35

4月下旬の蓼科山の朝は清々しい。

七合目登山口駐車場の向かいにある鳥居から登山がはじまります。

 

鳥居の右わきの看板近くに登山ポストがあるので今回は父親に体験として書いてもらいました。

 

 

樹林帯は苦手ですが、清々しい朝は話は別。

特に八ヶ岳の樹林帯はなんだか好きですww

 

最初は傾斜も緩くウォーミングアップとしてとても良いです。

両親も余裕な表情で回りを見ながら楽しそうに登っています。

 

 

登山開始から1時間ほどで雪が出てきました。

まだ夏道が出ているので無理に雪の上を歩かなくても平気な感じです。

母親のペースに合わせてゆっくりゆっくり登ります。

 

 

“将軍平へ→”の看板の辺りから急斜面に滑りやすい雪が出現。

ここは雪を避けられないので3人アイゼンを装着。

母親が急斜面を登るのを父親と二人で後ろから見守る。

 

 

雪の上を登る時間が増え、母親の体力もかなりキツくなってきた模様。

父親がうしろから母親の背中を押す。

あぁ…わたしもこんな思いやり助け合える夫婦になりたいと思った。

 

 

まだまだ続く雪道。

どんどん多くなる雪。

山荘までまだかと母親が諦めかけていたのでぶたちゃん一足先に山荘を探しに先行する。

 

少し歩くと山荘を発見。

ぶたちゃん
ぶたちゃん
あ!あったよ山荘!もう少しだ!!

両親のもとに駆け戻り気力を山荘までつなぐ。

 

 

10:10

登山開始から約2時間30分後。

両親ともに将軍平の山荘に到着。

母親がんばったーーーー!ってことで山頂目前だけど体調を考慮してここで断念。

 

 

将軍平から山頂

母親に車の鍵を預けてわたしと父親は山頂に出発。

母親は2人の戻りを待つことなくひとり下山したってゆー。

 

山荘から山頂まではクライマックスのような雪の登り。

けっこうな傾斜なので根気が必要。

 

 

振り返ると父親がしっかり着いてきている。

さすが雪国生まれ雪国育ち。

4本爪の軽アイゼンにストックなしで登ってきている。

 

 

かなりの傾斜に他の登山者も少し苦戦気味。

滑りやすい雪質ではないので踏み跡にしっかり足を乗せれば大丈夫。

 

それにしても空の青がとっても綺麗だ(●´ω`●)

 

 

将軍平から約30分ほどでようやく登り切る。

父親がかなりしんどそうな顔をしていたのが笑えたw

 

 

10:50頃

登山開始から約3時間10分。

 

『蓼科山登頂』

 

山頂直下の急斜面を登り切り満面の笑みの父親。

すぐ母親に電話で報告していたww

よくがんばったお父さん!!!

 

 

山頂はとてもとても広く、とてもとても歩きにくい。

前回は写真奥の端まで行ったけど今回は遠慮することにしました。

父親とご飯タイムをしながら景色を堪能。

 

 

八が岳連峰がしっかり見える。

ここから夕日に染まる八ヶ岳を見れたら最高だなぁなんて思いながら父親と景色について話しながら登頂の余韻に浸る。

母親がひとりで下山しているのでウチらも早々に下山を開始する。

 

ありがとう蓼科山。

 

 

下山

山頂直下の下りはかなりの傾斜で登りより怖さを感じる。

滑りやすい雪質ではないし多少滑っても大事故になるような場所ではないので大丈夫。

 

少し若めの男性が下りられずにしゃがんでいたので2人で声をかける。

「すごい急だから怖いですよね」

と声をかけてすぐぶたちゃん下山開始。

 

踏み跡に足をしっかりついて下りれば大丈夫。

多少滑ったって尻もちつけば大丈夫ww

 

 

父親が態勢を低くして体を斜めにして一歩一歩慎重に下山してくる。

それを見てか、先ほどの男性も数歩下ってはしゃがんでを繰り返して少しずつ下山してくる。

自分のペースで焦ることなく下ってくる2人。

いいね!!!

 

 

ここまで下って来れば雪はもうほぼない。

普通の下山になり父親と2人なので少しペースを戻して下山する。

一足先に下山した母親は快調だったらしく追いつくことはありませんでした。

 

 

無事に駐車場に到着。

両親ともに安全に登山することができてなによりです。

父親は初めての百名山登頂ができて思い出の登山になりました。

(後々考えたら初めての百名山登頂はほぼ山頂まで車で登った伊吹山でしたww)

 

 

まとめ

雪の残る今回は最後の山頂直下だけ根気と高度感対策必要かも。

山頂までずっと樹林帯ですが山頂からの景色は360°の大展望。

山頂とその手前に山荘があるので休憩もできます。(有料)

登山時間も距離も短いのでサクッと登れる百名山でした。

 

 

※登山届を提出して情報収集と計画をしっかり立て、安全で楽しい登山にしましょう。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでもこの情報が役に立てたら幸いです。

 

 

ぶたぶたぶた…♡

 

2020年8月9日登山情報百名山, 長野県

Posted by ぶたちゃん