【十勝岳登山】十勝岳望岳台から日帰りピストン*暑すぎ注意(2019.8)
どーも。
ぶたぶたぶろぐのぶたちゃんです。
百名山を登るようになってから「70座くらいは登りたいなー」なんて思っていました。
北海道の山は行くことすらできないと思っていたので70座のリストから早々除外していました。
そんな北海道の百名山に登れるときが来ました。
もう夢のようで嬉しくて仕方ありませんでした。
めちゃめちゃ暑かったけど北海道の自然と活火山、山ならではの天候の変化を味わえました。
『十勝岳登山』のコースタイム
【日時】2019年8月16日
【行動時間】6時間30分(休憩25分)
<コースタイム>
7:00 駐車場
8:15 避難小屋
9:30 昭和噴火口
10:45 『十勝岳山頂』(5分ほど休憩)
13:30 駐車場
注意事項
陽を遮るところがないので陽射し対策必須!
噴火口近くを歩くのでガスの臭いが強い場合あり!
『十勝岳登山』のレポート
駐車場十勝岳望岳台から避難小屋
7:00頃
登山準備を終え望岳台のケルンの横で準備運動をする。
十勝連峰の見える絶景の場所で贅沢に体を温める。
曇りの多かった日々から一転、綺麗な青い空の下十勝岳登山を開始したぶたぶた。
黒い火山礫の道にぶたちゃんテンションあがる。
少し歩いて後ろを振り返る。
あぁ綺麗。
美瑛や富良野の景色が一望できる。
まだ歩き始めて一分も経ってないっていうのに。
7:05頃 (登山開始から約5分後)
5分ほど歩いていると青い綺麗な花(閉じてるけど)が目に付くようになった。
調べてみた結果…ミヤマリンドウ?(間違ってるかも( ノД`))
花びらが開いていたらもっともっと綺麗だろうなぁ。
7:40頃 (登山開始から約40分後)
白銀荘への分岐地点に到着。
とか思いながらも、ルートは明瞭なので歩きやすい。
ただ…そう、ものすごく暑い!
天気が素晴らしくよく、太陽がサンサンで日差しを遮るものがない。
それに風が全くと言っていいほどない。
汗をかいた肌に風が当たれば少しは冷えるのにそれさえない。
暑い日の登山には持って来ていた扇子もない。
暑いと何度言っただろうか。
7:50頃 (登山開始から約50分後)
振り返れば美瑛・富良野の絶景なのだがなにせ暑い。
暑さがぶたぶたの体力を奪い足を止める。
傾斜はそこまでキツくないから道的には登りやすい。
8:05頃 (登山開始から約1時間5分後)
ようやく美瑛岳との分岐に到着。
やはり本の時間から少し遅れている…想定内だw
休み休み登り続けると足元はゴロゴロの火山礫になった。
滑りやすいザレ場より断然登りやすい。
しかしなんせ暑いのでぶたぶたかなり苦戦。
持って来ていた水が想定外に減っていく。
※水は多めに持っていきましょう(当たり前か!)
避難小屋から昭和噴火口(稜線)
8:15頃 (登山開始から約1時間15分後)
ぶたぶた嬉しさで叫ぶ。
避難小屋とか山小屋見つけたときって嬉しい。
休憩の合図みたいな感じがする。
唯一の日陰である避難小屋の影で休む。
美瑛・富良野の景色を眺めながら上がった息と体温を落ち着かせる。
正直……『疲れたぁ』
10分程休憩してぶたぶたは再び登り始める。
5分も登れば避難小屋はあっという間に小さくなる。
山頂までどのくらいだろう。
登山道が大きめの火山礫に変わっていく。
次第に道が黒々しくなっていき、いよいよ緑がなくなってきた。
そして、風がではじめてきた。
8:55頃 (登山開始から約1時間55分後)
稜線が近づいてくるにつれてなんだか硫黄のようなにおいが漂いはじめた。
硫黄のにおいは段々強さを増してきた。
そしてふと右手側に巨大な切れ目のようなくぼみが現れた。
そのくぼみは異様な黄色みをおびていた。
強くなった風が硫黄のにおいをぶたぶたに運ぶ。
それは那須岳で噴射口近くを歩いていたとき風向きで硫黄の霧に包みこまれたときのように生命を脅かすような危険を感じた。
ぶたぶたはむせながらなんとか登る。
傾斜も風もキツい。
思うように進まない。
それでも一歩一歩足を前に出し続ける。
昭和噴火口(稜線)から十勝岳山頂
9:30頃 (登山開始から約2時間30分後)
ぶたぶたはようやく稜線に出た。
途中半袖で歩いていたので寒くないか聞かれました。
他の登山者は長袖が多かったです。
(風も強く霧雨で体が濡れると体温を奪われるのでシェルなど着るのがいいのかもしれません。)
目の前に緑の柔らかな鋭角の山が現れた。
なんとも壮大な景色。
疲れなどどうでもよくなったぶたちゃんとは裏腹に、ぶたくんはこの稜線の先を見て顔をしかめた。
まだまだ続く稜線。
風が強くガスがかかっているためどこまで続くのかもわからない。
ルートが明瞭なので道迷いの心配はないが先がわからないのは辛かったりする。
9:50頃 (登山開始から約2時間50分後)
火口から火山ガスの噴き出る様子を見ながらもぐもぐタイム。
ぶたくんはおにぎりとサンドイッチ。
ぶたちゃんはおにぎりとクッキーをほおばる。
風に背を向けていればそれほど寒さも感じない。
10分程休憩とエネルギーを補給して山頂に向けてアタック開始。
登れば登るほどガスは濃さを増し、視界は悪くなり、体はびしょ濡れになっていく。
登山が好きなぶたちゃんが先を行く。
ここまでくるとなんだか楽しくて仕方ない。
一方ぶたくんは必死。
見えない山頂に心が折れかけ何度も足を止める。
晴れていたらなんとも楽しそうな火山感たっぷりの道。
黄色い目印を頼りにもくもくと登るぶたぶた。
真っ白な世界の中にもぼんやりと山の影が現れる。
その影が次第に近づいてくる。
もう、その先はない。と言うように。
10:45頃 (登山開始から約3時間45分後)
ついに十勝岳登頂。
辺り一面真っ白な狭く不安定な山頂で記念写真を撮り少しだけ休憩。
望岳台を出発して約3時間45分。
『十勝岳登頂』
本のコースタイムに遅れること25分。
休憩を入れたらそのくらいか!
ということで早々に下山を開始する。
下山
10:55頃 (登山開始から約3時間55分後)
ガスの中をルンルンで下山するぶたぶた。
下山は追い風なので体がどんどん前へ進む。
下山て疲れをあまり感じないから嬉しいw
11:45頃 (登山開始から約4時間45分後:下山して約50分後)
あっという間に稜線から下りるところまで来た。
今までのガスが嘘だったかのように晴天が広がる。
変わりやすい山の天気…面白いw
下山は大きめの石の上をトントントンッと軽やかに足を運ぶ。
登りで見た青いお花を観察したりしてぶたくんを待ちながら下山する。
12:40頃 (登山開始から約5時間40分後:下山して約1時間45分後)
避難小屋でまた少し休憩。
持って来ていた水は空になった。
ぶたぶたは喉カラカラで下山を続ける。
望岳台のケルンまで帰ってきた。
望岳台には朝より多くの観光客がいた。
中には興味本位だろうか、ものすごく軽装でもっともっと山の方へ歩いていく人もいた。
ぶたぶた的に、観光目的なら望岳台で十分だと思う。
景色は避難小屋以降まで行かないとさほど変わらないからだ。
13:30頃 (登山開始から約6時間30分後:下山して約2時間35分後)
駐車場に到着してぶたぶたの十勝岳登山は終了。
天気がとてもよく、観光の方々みなさん暑そうにしてた。
北海道の百名山である十勝岳を登れたこと。
夢のような時間だった。
十勝岳登山のまとめ
●十勝岳望岳台からのピストンルートは初心者向けでとても登りやすかったです。
●危険箇所も特になくルートも一本道なのでわかりやすく、はじめて十勝岳を登るときはおすすめのルートだと思います。
●日差しを遮るところがないので帽子や日焼け止めは必須です。
●稜線近くの硫黄臭は風向きによってはすごく濃いのでハンカチなどがあると口と鼻を塞げて対策になると思います。
●近くにコンビニがないので準備は事前に整えておきましょう。
●山頂からも、登ってる最中にも抜群の景色が楽しめます。
※登山届を提出して情報収集と計画をしっかり立て、安全で楽しい登山にしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでもこの情報が役に立てたら幸いです。
ぶたぶたぶた…♡